2008年10月12日 晴れ 超ロング
コース 多摩湖~奥多摩湖~柳沢峠~奥多摩湖~多摩湖
参加メンバー
わんにゃ ・ T内 ・ Dandelion ・ じゃみー75 ・ リーダー ・ 森T
バイクルロングのコース決めは、メンバーがきちんと完走できるよう、その時の参加メンバーに合わせて決めます。今回の参加者は精鋭揃いで、しかもこの先、長めのロングに行けるチャンスも数少ない!!ということもあり、年内に行っておきたいコースの一つだった柳沢峠に行くことになりました。
柳沢峠往復ともなると、走行会を含めて距離は約200kmにもなります。だいぶ日が短くなっているので、帰りの時間も気になるところです。
ルートは、バイクルお馴染みの奥多摩湖まではいつもと同じ。そこから青梅街道を西へ約35kmほど行くと柳沢峠にたどり着きます。奥多摩湖から先は、ダラダラ上りから始まり、後半の十数㎞は勾配もググッと上がる難コースです。
今回参加メンバーの殆どが、柳沢峠は初コース。走行会後の雑談も手短かに済ませ、気合いを入れてロングスタートです。
信号の多い市街地をぬけ、青梅を過ぎ、いつも立ち寄るへそまんをパスして古里のコンビニで補給を兼ねた休憩をとります。奥多摩湖から先は補給する箇所も殆ど無いため、ここで、補給食を買い込み、背中のポケットに詰め込みます。
次は小河内ダムを目指し走り出す。少数精鋭とはいえ、今回は距離が長いので、ペースには細心の注意を払います。特に小河内ダムまでの上りのように、いつも追い込むことに慣れているコースでは温存するのが難しく、調子に乗って消耗してしまいがち。ちょっとした隊列の乱れでペースアップしてしまうこともあるので、集団をコントロールしながら上ります。今回のメンバーはよくわかっているようで、誰一人ペースを崩さず集団のまま小河内ダムに到着です。(誰も千切れずダムに着いたのは初めてだったので、正直嬉しかったです!)
ダムで一旦水分補給とトイレ休憩を済ませ、いよいよ難関&未知の世界に向けて出発です。まずは平坦な湖の周遊道路を気持ちよく流します。しばらくすると湖ともお別れし、この辺りから上りが始まります。始めは体が拒否をしているように感じられた上り坂も、徐々に慣れてくると坦々とこなせるようになります。
序盤は上っては下りてを繰り返すこのコースですが、下り坂を目の前にすると思わず「もったいな~い!」と叫ぶメンバー。そうですよね。せっかく上ったのにまた下ってしまうなんて・・・。しばらくの間これを繰り返すのですが、その間も、集団は隊列を崩さず進みます。上りではかなりゆっくりしたペースですが、少しずつ体には疲労が蓄積されていきます。
初めて来るコースに、ペース配分もわからないメンバーはひたすらペースを抑えるしかありませんが、小河内ダムからの距離をメーターで確認しながら進みます。ダムから20kmぐらい進んだ辺りで、もったいなかった下りもなくなり、ついに難所に突入します。ここからは上りのみで、勾配もきつくなるので各々のペースにシフトします。今までと違う勾配に体を馴染ませながら、九十九折りを一つずつクリアし、一旦決めた待ち合わせ場所に到着です。
さてさて、残る上りはあと5kmほど。最終目的地、柳沢峠で会いましょうと声をかけてまた上り始める。しばらくすると、今までにない勾配が目の前に立ちはだかる。思わず「なんだこの坂は~!」と心の中で叫んでしまう。ここまで走ってきた足はもういっぱいいっぱい。しかも最後に来て一番のきつさです。ちょっと勾配が緩くなったなぁと、一息つくとまた勾配が上がります。何度かこれを繰り返し、我慢に我慢を重ねた頃、ようやく目の前の九十九折りが消え、その先に空が広がります。ついにゴールです。メンバーも次々に峠にたどり着き、健闘をたたえ合いました。
しばらく余韻に浸り休憩をとりますが、帰りのことも考えなければならず、バイクにまたがります。帰りは下り基調。一気にダムまで下ります。ここから再び古里のコンビニを目指し、最後の補給と休憩、そして最終ランとなりますが、帰りが遅くなることを心配してか、なぜかペースが上がります。というか、先頭がぐいぐい引っ張ります。思わず千切れまいと必死に食らいつくメンバーですが、体がいうことをききません。しかし、千切れたら最後、なんとか付いていかなければと走っていると、次第に体が慣れてきます。「お、おかしい・・・!拷問だ!」と思いながらもハイになっていくメンバー達。結局多摩湖付近までこのペースは続き、あっという間の帰り道でした。
今回、久しぶりの長丁場となりましたが、新しいバイクルメンバーには初めての超長距離でした。これでまた一つ、突破口が開けた感じがします。
距離はバイクル基点で192.3kmと200kmには少し及びませんでしたが、超ロング認定したいと思います。
(ヨーヘー定義より)