2008年3月23日 晴れ
コース 多摩湖~笹仁田峠~山王峠~有間ダム~有間峠~有間ダム~山王峠~笹仁田峠~多摩湖
参加メンバー
しゃくれ ・ うーの ・ 鈴K ・ リーダー ・ kyukyuta ・ よっしー
今回もコース決めに時間がかかりました!なんとなく、軽めのコースがいいなぁ・・・。というメンバーの意見でいろいろ考えていたのですが、気が付いたら“有間峠”にコースが決まっていました。・・・ん?ここってかなりハードなんだけどなぁ・・・。
有間峠へは山王峠を越え、名栗川沿いを西へ進み、名栗湖入り口の分岐を名栗湖方面へ向かい、いきなりのきつい坂を上ると名栗湖・有間ダムに着く。そこからしばらく進むと、約10kmのヒルクライムが始まるのだが、道が荒れていて、尚かつ勾配も高いという、非常に難易度の高いコースなのです。
コースも決まったことで、いつもの多摩湖下のコンビニで補給食を調達し、ルートを山王峠経由と決めてロングスタート。市街地から笹仁田峠を越え、岩蔵温泉を通り、山王峠をゆっくり越える。名栗川沿いに出た後もゆっくり心地よいペースで進み、名栗湖の分岐に到着。ここの東屋で、一旦休憩を取る。
名栗湖を前にここでコース確認。有間峠の標高はおよそ1,100m。現在地の標高が200mちょっとなので約800m上ることになる。ということは、道のり約10kmで800m上るんだから、・・・勾配8%!?動揺を隠せず青ざめるメンバー達・・・。
考えていても仕方ないので走り出す。まずは有間ダムを目指すのだが、この坂が結構きつく、この先を思うとゾッとする。ポラールの勾配計も軽く13%なんていう数値をたたき出す。
何とか消耗を抑えつつ有間ダムに到着。なかなか景色も良く、ここで一旦記念撮影!
そしていよいよメインの有間峠を目指しスタートする。名栗湖沿いのフラットなコースを進み、釣り場を右折するとヒルクライムが始まる。
上り始めから勾配がきつく、ここを初めて上るメンバーが多いので、最初は様子を見ながら一丸となって上っていく。ペースをおさえているので会話の余裕もある。しかし、路面のコンディションは最悪で、道幅が狭い上に、路面にはかなりの量の砂利が浮いていて、なんとも走りにくい。あまり力むと後輪がスリップしてしまうなど、かなりのスキルが要求される。結局このスローペースもメンバーには負担となってしまい、一人、また一人とマイペースに切り替え、集団から抜け出ていく。
10kmほどの長い上り坂になると、通常集中力の維持も大変なのだが、ここではあまり意識をせずとも走りに集中できる。というのも、路面には砂利や落石、工事中など変化に富んでおり、集中せざるを得ない。ただ一つ心配なのがパンクのトラブル。ひたすらタイヤに気を遣い、砂利の後はグローブでタイヤをなでるなど結構忙しい。
上りも後半になると勾配もいくらかゆるみ、一息つける瞬間も現れる。それでもひたすら石をよけつつ走っていると、目の前に雪が立ちはだかる。またか!
まあ、標高が高いんだから仕方がないなぁ・・・。と思いつつ、雪道をヨロヨロ進む。幸い、量も少なく距離も短いので、自転車なら問題なくクリアできる。
しばらく雪と砂利を繰り返し坦々と進んでいると、今度はなんと大きな落石だ!
さすがに一瞬尻込みしたが、先に進みたい一心で落石の横をすり抜ける。
峠まではあと少しか!?遠くに見える道まで続いているのか!?いろいろなことを考えながら、砂利道、雪道を一つずつクリアし、最後にまた勾配がきつくなりしばらく上ったところで峠に到着。
いや~、なんとも上りごたえのある峠でした。距離、勾配、路面・・・、どこをとってもレベルが高く、上りきった後の達成感はなんとも言えないものとなりました。上から見下ろす景色も最高に綺麗で、上ってきた辛さが癒されました。
しかしこの峠道は道が悪すぎます。今回、メンバー2名がパンクしてしまい、しかも両者ともタイヤがザックリ切れてしまうというものでした。もうちょっと道が良くなれば、またみんなで行きたいんですがね~。