2022年8月16日 晴 21℃(スタート時) 206km
コース ふじあざみライン~富士山スカイライン~富士スバルライン
参加メンバー
barbar・じゃみー75・nao56・リーダー
【04:40】
バイクルロング番外編ということで富士山3Peaksにチャレンジしてきました。
富士山3Peaksとは、富士山五合目までの3つのルート「ふじあざみライン」、「富士山スカイライン」、「富士スバルライン」を富士山一周しながらすべて上るというもので、総距離206kmで獲得標高5,000mを越えるとてもスペシャルなライド。
今回はバイクル初の試みということもあり、有志メンバーと一緒に挑んできました。
富士山3Peaks にはスタート地点や上る順番などに決まりはなく、それぞれのやり方でみなさんチャレンジしているようです。
バイクルでは富士山パーキングをスタートし、時計回りに富士山を回りながら、「ふじあざみライン」~「富士山スカイライン」~「富士スバルライン」の順番に攻略していきます。
ゴールを日が落ちる前にしたかったので、スタート時間は午前4時30分に設定しドキドキのスターとなりました。
【05:15】
夜明けとともにスタートしたので、山中湖を通過する時間が日の出となり幻想的な景色でした。
ペースは普段のロングと変わらない速度を維持して進みます。
【05:30】
山中湖を過ぎ、最初の峠の籠坂峠を超えます。
ここは距離も短めなので、何もなかったようにサクッと完了。
【05:38】
籠坂峠を越えて6kmほど下って道の駅すばしりに到着しました。
ここはふじあざみラインの上り口。
スタートから約1時間ほど走っているので補給と休憩をとりました。
【06:02】
そしていよいよ最初のふじあざみラインに挑みます。
3つの上りの中で最も勾配のきつい難所中の難所。
距離は約11kmと3つの中では一番短いですが、最大勾配は20%を超えるので、体がフレッシュなうちにクリアしておきたい一つです。
【06:07】
開始直後から10%の傾斜が続きます。
しかも序盤は直線的なコースなので、遠くの先まで見えてしまい心を折られてしまいがち。
会話をして気を紛らわしながらじっくり上っていきました。
【06:36】
6kmほど進んだところの馬返しバス停を過ぎると激坂区間に突入します。
ここまでもきつかったのですが、比較にならないくらい傾斜が増しました。
【06:48】
傾斜がきついだけでなく、所々路面が悪かったりグレーチングがあったりと、高いペダリング能力も必要となります。
更に風もところどころ強く吹いていて行く手を阻まれました。
【07:17】
長い長い激坂を攻略し、ようやくゴールが見えてきました。
雲をかぶった富士山が出迎えてくれました。
【07:22】
まず一つ目のふじあざみラインを制覇しました。
傾斜がきつすぎて手足の関節が痛くなるほどでしたが、まだまだ元気です。
【07:45】
あざみラインを上った余韻も無くそそくさと下山し次を目指します。
下山を終えて御殿場方面へ下る途中ルートを間違えてしまい、たまたま小山にTOKYO2020ロードレースのモニュメントを発見したので記念に写真を撮りました。
3Peaksは時間との戦いでもあるので、観光やグルメなど楽しむ余裕は殆どなく、一つ終わるとすぐまた次といった感じに進めなければなりません。
【08:23】
御殿場まで下ったところでコンビニ休憩をはさみ、しっかりした補給をとります。
次に目指すのは富士山スカイライン。
3つの中では約30kmと一番距離が長く、比較的高い勾配が続く難コース。
既に一つ上った足で、更にこのあともう一つ上りがあることも考えて上らなければなりません。
【09:10】
富士山スカイラインは御殿場側からアプローチします。
中間あたりにある旧料金所から先がより勾配が高くなるので、序盤は特に足を使わないように上ります。
今回は晴天に恵まれたので、いろいろな角度から富士山がよく見えて辛いながらも癒されました。
【09:32】
料金所少し手前の水ヶ塚駐車場で小休止します。
この季節は富士山はマイカー規制中なので、シャトルバスに乗り換える車でいっぱいになっていました。
【09:39】
スカイラインはとにかく長い。
3つの中でも一番消耗度が激しい上りなので、ここでもしっかりした休憩と補給をとりました。
【09:52】
今日は風が強く雲の動きがとても速くて、富士山が霧に包まれてしまいました。
こんな時のための富士山看板の前で記念写真です。
【10:22】
補給を終えてスカイライン5合目を目指します。
今回のチャレンジは事前に作ったタイムテーブルを目安にし攻略しています。
ここまでほぼタイムテーブル通りに進んでいるので、この先もペースを崩さなければ問題なさそうで、心に余裕も出てきました。
【10:45】
山頂まで約5kmの七曲りに突入。
この辺りから足も言うことを聞かなくなってきます。
更にペースを一定に保って上っていきます。
【11:04】
ゴールまであと2km。
いったん見えなくなった山頂が雲の上まで上がったので再び見えてきました。
足にも腰にも痛みが出てきてここががんばりどころ、じっくり我慢の時です。
更にあざみラインでも吹いていた強風がまたもや所々で吹き荒れました。
【11:25】
長い長い上りを終えて富士山スカイラインも制覇しました。
山頂は登山客でいっぱい。
こんなに人がたくさんいるスカイラインは初めてでした。
【11:34】
スカイラインも余韻に浸らずそそくさと下山開始。
下り始めは強風にバイクが煽られてコントロールが大変でした。
そして上りも長いけど下りも長い。
スピードもかなり上がるので集中力を切らさず下りました。
【13:03】
長い下りを終えて白糸の滝付近のコンビニで補給を入れました。
この辺りは今回のコースで一番標高の低いところで気温が最も高くなります。
ここまで早朝から標高の高いところにいたので暑くてたまりません。
時間的余裕もあったので、ご褒美に富士ミルクランドさんに立ち寄りました。
【13:09】
暑い時には冷たいものが一番。
ジェラート、ソフトクリーム、かき氷と選び放題でした。
【13:20】
コンビニと牧場でW休憩をし、かなりリフレッシュできました。
次に目指すのは県道71号線の上りにある県道富士宮鳴沢線展望台。
傾斜はそれほどきつくありませんが、約17kmのだらだら坂が続きます。
【13:36】
富士山を横目に見ながら展望台を目指します。
足への負担もそれほどなく車も少なめで走りやすいのですが、走っても走ってもなかなか距離が進みません。
【13:56】
メインの上りでもないこのポイントが精神的に一番やられます。
できるだけ会話をして気を紛らわせながら進みます。
【14:20】
やっと県道富士宮鳴沢線展望台に到着しました。
ここから本栖湖や南アルプス連峰が見られるようですが、今回は景色を見るより先を目指すことに専念しました。
【15:16】
一気に下って国道139号線に抜けました。
最後の上りに向けて補給も済ませ上り口まで快走します。
【15:19】
富士スバルラインの上り口に差し掛かります。
いつもの見慣れた景色ですが、いつもと違うように見えます。
【15:43】
料金所まで進み、いよいよここからラストの上り開始。
モチベーションは切れてません。
【16:16】
スバルラインは3つのうちで勾配がいちばん緩め。
大会などでも上ることが多く慣れたルートですが、ここまでの距離と疲労度からすると、一番つらい上りになります。
【17:20】
ここまで来たらペース配分は考えず、しっかりと上ることに専念します。
コースを熟知しているので焦らずに上ることができました。
【17:45】
五合目まではあとわずか。
もう足も腰もどこもかしこも痛くてたまりません。
【17:51】
ようやく五合目に到着しました。
3つの上り制覇です!
【17:54】
スバルラインにて記念写真。
時間は少し押しましたが問題ない時間に到着できました。
実は写真ではわかりませんが、この時ものすごい強風が吹いていて立っているのもやっとの状態なんです。
少し休憩を入れる予定でしたが、写真を撮ってすぐ下山することになりました。
【18:36】
予定のタイムテーブル通りに下山を終えて、明るいうちに無事ゴールできました。
壮絶な戦いが終わりました。
みなさんお疲れ様でした。
今回初の3Peaksチャレンジになりましたが、天候に恵まれトラブルもなく、最後まで楽しく走ることができました。
また機会があればチャレンジしたいと思います。
総走行距離:206.06km
獲得標高:5,153m
タイム:11時間3分
総合時間:13時間56分