持ち込まれたバイクの最初の状態です。
オーナー様から気になる点などを伺いながらバイクをチェックしていきます。
購入後、殆どメンテナンスをしてないとのことで、ワイヤー類一式とバーテープ交換の希望がありました。
その他の消耗品などを確認し、どこまで交換をするか決め進めていきます。
ハンドル・ヘッド回りをチェック。
まずハンドルを切るとヘッド周りからパキパキと異音がします。
ヘッドパーツ・ベアリングのメンテナンスが必要です。
バーテープは汚れて緩みも出ています。
クランク周りはBBのガタつきや、チェーンリングの摩耗をチェック。
チェーンはチェッカーを使って伸びを測定します。
規定値を超えていたので交換が必要となりました。
スプロケットには摩耗が見られますので、歯飛びがないかチェックをします。
汚れの詰まったフロントディレイラー。
ディレイラーは動きのチェックや、リアディレイラー・プリーの回転、摩耗を見ていきます。
ブレーキアーチは動きのチェックと、ブレーキシューの減り具合を確認します。
ボトルケージのボルトはさび付いています。
ホイールはスポークテンション、振れ、ベアリング類をチェックします。
この段階で消耗品の確認を終えて、オーナー様と交換パーツを決め進め、見積書を作成します。
パーツ類をフレームから外していきます。
フレームのチェックに入ります。
シートポスト内はグリス汚れでジャリジャリしています。
ヘッド周りもグリス汚れあり。
ヘッドパーツ下ワンはグリス汚れにサビも混じっています。
ヘッドベアリングはかなりサビています。
フロントフォークはブレーキシューの汚れがこびりついた状態。
BB周辺はグリス、チェーンの油などでギトギトに。
チェーンステー内側はチェーンによる傷と油で悲しい状態になっています。
ボトル台座にも少々サビつきがありました。
取り外したパーツ類。
一通りパーツを外しチェックが完了。
続いてパーツ類の洗浄・メンテナンス作業に移ります。