ディレイラーハンガー曲がり


変速の調子が悪いとのことでの修理依頼です。
フロント・リアともにギアが変わりにくく、チェーンの伸びも気にされていました。


チェーンはチェッカーで測定するとかなりの伸びを確認しました。


変速の調子が悪い原因はディレイラーハンガーの曲がりによるものでした。
写真ではわかりにくいですが、ローギアに入れるとディレイラーとスポークが干渉しています。


ディレイラーハンガーを修正する処置を行います。
まずリアディレイラーを取り外します。


ディレイラーハンガー修正ツールをセットします。


ディレイラーハンガーとホイールの幅を測定。
まず下側の幅をチェックすると45mmほどでした。


続いて上側の幅を測定すると、約80㎜ありました。
下側との差が約35㎜もあり、大きく曲がっていることを確認できました。


ディレイラーハンガーとホイールの幅を上下同じにしていきます。
破損しないようにやさしい力で少しずつ修正。
下側の幅約65㎜。


上側も約65㎜に修正。
上下ほぼ同じ幅になりました。


リアディレイラーと新しいチェーンを取り付け、シフト調整を行います。


リアディレイラーとスポークの干渉がなくなり、気持ちよく変速するようになりました。